2社目:浅小井農園株式会社様
浅小井農園株式会社様(滋賀県近江八幡市)
業務内容:大型ハウスでのトマトの栽培及び販売
同社代表取締役社長 関澤征史郎様にお話を伺いました。
Q:取組みのきっかけは?
先代社長(現取締役会長)が2020年にSDGsの取組みを宣言。
「0から1」を生み出すことに長けた先代社長の意思を受け継ぎ、
2020年10月から代表になられた関澤氏が実際の行動に落とし込み。
Q:どの項目から?
まずは1~17の項目全て、自社で取り組めるかどうかの確認。
取り組めるものに関しては、詳細に落とし込みをしていき、
実行に移していく。
例えば「ゴール7」については、バイオディーゼル燃料を、
ハウスの暖房機の燃料に使用することなど(下記参照)。
Q:取組みに対し気を付けることは?
企業として取組みをするため、利益が相反しないかをしっかり
確認すること。まずは、会社のサステナブル(存続)が第一。
そのうえでSDGsの活動に取り組むことが一番大切。
同社は、2020年10月に事業承継を行い、会社の存続については
問題ないようです。
Q:取組みに対してのアドバイスなどは受けられたか?
SDGsのセミナーや勉強会に参加され、ご自身で情報を
集められ、社内にも落とし込んでいかれたとの事。
Q:取組みを行うことによるメリットは?
会社としての付加価値が付く。取材なども受けることが多くなり、
会社の知名度も上がる。また、同業者との差別化ができる。
また、環境・品質に配慮している食品として、購入者に対しても
安心して提供できる。購入者もまた他商品との違いが明確であるため、
購入しやすい。
【後記】
関澤氏は、取組みに関して複数の大学で講義を行っておられます。
若い世代に取組みの大切さ、難しさをを伝えてらっしゃいます。
今、話題だからと収支を考えず急いで取組み始めたところで、
途中で頓挫してしまえば、まったく意味がありません。
やはり、「会社の存続が第一。そのうえでの取組み」。
この考え方が1番です。
追記
関澤氏は新しい試みとして、Youtubeチャンネルを開設されています。
一度覗かれてみられては。
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