6社目:和玄株式会社様
和玄株式会社様(京都府京都市)
業務内容:特殊和紙の製造販売
同社代表取締役 楊 志勤様
営業・商品企画 富樫 隆亮様 両名にお話を伺いました。
Q:SDGsを取組むきっかけは?
特殊和紙の「漢方敷」という商品は和装業界では有名な商品。しかし、時代の流れで
和服の需要が減少していく中で、比例するように同社の商品の需要も減少。
これでは・・という危機感のもと、販路拡大など様々な試行錯誤している時に、
「SDGs」という言葉に出会う。
そこで、この特殊和紙の「漢方敷」という商品自体がSDGsそのものだと
気づかれたそうです。
なぜなら下記のマーク。
この「漢方敷」の商品を製造販売された20数年前よりこのマークを
使用しているから。ペットボトルなどのリサイクルが言われ始める前からです。
そこで、「漢方敷」を製造販売するメーカーとして、
官民連携プラットフォームに参画し、SDGsに取組まれています。
Q:漢方敷のどの辺りがSDGsなのか?
まず、原材料が稲わら、麻、天然鉱石などの天然素材のみ。
石油などの原料を使用していない。また、同じ紙だが木材の使用もなし。
森林伐採も関係なし。
商品自体は効果が薄れてくれば、天日干しなどで効果が復活します。
不要になった商品は、商品自体が土に還るため、ごみとして捨てなくても
大丈夫。その為焼却しないのでCO2の排出も無し。
Q:今後はどのような展開を?
この漢方敷を様々な分野の商品とコラボしていきたい。
何かの原材料としての利用や、商品としてのコラボなど。
また、この商品を別分野に活用できないか試行錯誤中。
様々な効果があるため、とんでもない分野で活躍しそう。
【後記】
様々な質問を考えていたが、20数年前からリサイクル商品と表示し、販売されている
同社には、考えてきた質問は無駄でした。
和装業界では有名な「漢方敷」。
「除湿・脱臭・抗菌」などの効果により、着物を保管する際に使われているもの。
また、衣類を守るため、箪笥の敷き紙としても使用される。
それ以外に、同社では、食器棚の抗菌シートや下駄箱の脱臭シートとしてなど、
使用できる用途を増やして一般向けとして販売。
「自然から生まれ、自然に帰る」。地球にとって何の無駄もなく害もない
同社の特殊和紙。
この先、様々な分野に利用されることは間違いない。
また、SDGsを学んだ世代が当たり前のように購入する商品だと思う。
今、販売店で並んでいる似たような商品が同社の商品に入れ替わるのも
そう遠くないと思う。
「早い者勝ち」になるかも。
商品の詳細などはHPでの確認を。
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